昨日、首相の一時引退を要求する為の集会を都内中心部のシーロム通りで開いた民主主義の為のビジネスマンクラブは、集会の席上で政治倫理面に欠け、また既に首相としての適格性を失ったタクシン首相は、干渉を排除しより独立した形で疑惑の解明を進める為にも一時的に政界から身を引くべきであると訴えました。
同クラブは、民間部門に大きな影響を与えている現在の政治状況は全てタクシン首相を元凶に発生したものであると指摘した上で、不安定な政治状況を誘発するきっかけとなった政府政策を利用して首相一族へ利益を供与していた疑惑や国家安全保障に関わる資産がシンガポール政府系のテマセクに売却された疑惑に関して、干渉を排除し独立した形で解明を進める上でも首相の政界一時引退は必須条件であると指摘していました。
こんな指摘をされちゃったら、自分の資産を差し押さえられない為にも、ますます首相の職に固執することになっちゃうかもという話はおいておいて、昨日の集会ではタンマサート大学の学生・同窓生有志が市民集会の場で演じた、政府を風刺した京劇の模様を納めたVCDや黒字に白抜きで「疑惑解明の為に一時引退を」と書かれた首相の似顔絵入りの素敵なステッカー等を配布していたようです。
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