タクシン首相は昨日、訪問先のスリン県内で支援者等に向かって民主主義を守り、また向こう三年以内の貧困撲滅を達成する為に己を捨てて闘い続けると語り辞職の可能性を強く否定した上で、首相の辞職を要求している勢力の幹部は、自分が取り組んだ政策によって利益機会を失ったものであると非難しました。
また、昨日夕方からブリラム県内で行われたタイ・ラック・タイ党の立ち会い演説会では、党幹部の多くが入れ替わり立ち替わり民主主義市民連合及び総選挙をボイコットした野党三党が手を組んで政府の信用失墜を狙っていると非難する発言を繰り返していたようですが、とりわけ同県内を地盤とするネーウィン・チットチョープ氏(首相府大臣)は、民主主義市民連合のヂャムローン・シームゥアン少将、ソンティ・リムトーングン氏及びサンティ・アソーク教団創設者のポーティラック氏はビジネス、政治、宗教何れに対しても利益にならない不良債権の様なものであると非難していたようです。
一方、官邸前で開かれている市民集会の演台に立った弁護士会副会長のタナイ・アナンターヨー氏は、首相がパノムルン遺跡で移動閣議を開いた時点でクメール王朝の祟りに襲われ不運が始まっていたと皮肉っていました。
因みに、そのタクシン首相は昨夜、クメール系のネーウィン氏の仲介でクメール式の怪しい祈祷を受けたらしいです。【市民集会の最新記事】
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