民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーングン氏は25日朝、タクシン暫定首相を暗殺する目的で大量の爆発物を積んだ車を運転していた容疑で逮捕されたタッチャイ・グリンチャナ中尉がタクシン暫定首相に近い所謂第10期組と呼ばれる陸軍将校付きの事務官に異動になっていた事を明らかにした上で、この異動の背景に同中尉を陥れることによりワンロップ大将を"やらせ"の暗殺計画の首謀者に祭り上げたいとの思惑があったのではないかと指摘しました。 尚、ワンロップ大将は24日に、タワッチャイ中尉が過去に運転手だった事を認めた上で、最近は南部国境三県方面の情報収集任務にあたらせていたことを明らかにしていました。 一方、同幹部のヂャムローン・シームゥアン少将は、今回の暗殺疑惑は100%やらせであると断定した上で、自分と同じ第7期組のワンロップ大将を首謀者に祭り上げることにより民主主義市民連合の信用失墜を狙うと共に、タクシン一族のシン社所有株式をテマセクに売却した問題に絡んで、グラープ・ゲーオ社なる国外代理人の名前が浮かび上がっている問題から国民の目をそらしたいとの思惑があったのではないかとの認識を示していました。 仮に、グラープ・ゲーオ社経由で株式の売買が行われていた事が確定的になった場合は、タクシン一族は容赦なく取引にかかる利益にかかる税金を納めなければいけなくなり、より脱税疑惑を強固なものにしてしまうことになるようです。 (タイ時間 13:00掲載 15:15最終更新)
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