17日午前、東北地区護憲住民ネットワーク代表のテープパノム・シリウィッタヤーラック氏が警察を訪問し、職権を超えてタクシン一族のシン社所有株式の売却問題に関する調査を開始する方針を明らかにした会計監査院のヂャールワン・メーンタガー女史の逮捕を要求しました。 今回の告発についてテープパノム氏側は、問題となっている株式売却に関する調査が会計監査院の権限で行うことが出来るかという判断が為されないまま、関税局職員5人を招致しアンプルリッチ社がシン社の株式を取得した際の税務処理について事情聴取を行う等の行為を行うことは、職務遂行義務違反に該当すると指摘しているようです。 因みに、汚職摘発の牙城である会計監査院を任されている、敬虔なクリスチャンとしても知られるヂャールワン女史は、昨年、既に国王による認証を終え正当に院長に就任していたにもかかわらず、なぜか汚職疑惑案件を多数抱えているタイ・ラック・タイ党のシンパが多い上院議会による突然の院長降ろしの動きに晒され、これが国王の権威を巡った議論を呼び、更に反タクシン派の旗手としてのソンティ・リムトーングン氏の台頭にも繋がりましたが、その後ソンティ氏が最大規模の市民集会の開催を予定していた日に、院長の指名権限を持たないタクシン首相(当時)の鶴の一声で院長への復帰が許されていました。
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