国家警察本部報道官のアチラウィット・スパンナペーサット警察中将は昨日、定例閣議の開催に会わせ3月14日に首相官邸前で大規模なデモ行動を計画している民主主義市民連合と、北部や東北部から大規模なキャラバンを組んでバンコクに向かっているタクシン首相支持派の住民との間で衝突が発生するおそれがあるとして、最悪の事態に至ることがないよう情勢掌握に努め警戒に当たるよう関係者に指示した事を明らかにしました。
尚、当日開催される定例閣議に関してはウボン・ラーチャターニー県内にいるタクシン首相と官邸とをビデオ会議システムで繋いで行われる公算が高いと見られているようです。
一方、キャラバンに関しては、ロット・イーテンと呼ばれる農作物運搬車等でチァン・ラーイやチァン・マイ等からゆっくり移動を開始し、既に300台、約3,000人にまで膨らんている北部地区のキャラバンと約2,000人にまで膨らんでいる東北地方のキャラバンがバンコク手前で合流し、連合側の大規模なデモ行動に会わせバンコク入りするものと見られており、またキャラバンの中には当局により訓練を受けた村自警組織に所属する者や森林警備関係者も含まれていると見られているようです。
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