10日昼前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、自宅内で4人の子供と一緒にテレビを見ていた32歳の女性が、バイク二台に分乗して家の前に現れた四人組の男の内の一人に銃撃され重傷を負うという事件が発生しました。(報道によっては女性が死亡したとするものもあります) この事件に関して当局側は、男が脚部に銃弾を受け逃げ惑う女性を執拗に追いかけ、更に確実に殺害する為に女性の胸部に足を乗せ至近距離から額に銃弾を撃ち込んでいることから、顔見知りによる口封じの為の犯行の可能性も指摘できるとしているようです。 尚、女性の夫(イスラム教徒)は、7月26日に今回襲撃を受けた女性を後部座席に乗せ同郡内の路上を走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡していました。 また、この事件に先立って10日11時過ぎ頃には、同じくランゲ郡内で自警組織の補助要員のイスラム教徒の男性(27)が、村内の路上を歩行中に付近に潜んでいた1人と思われる者に銃撃され、幸い弾が外れたところで所持していた拳銃で応戦し難を逃れるという事件が発生していました。
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