1日夜半、政府・公共施設、カラオケ店、当局関係者住宅等合計118ヶ所(国軍第四地区本部の発表)を狙った爆破・放火・銃撃事件が広範囲に渡って連続して発生した南部国境地域ないで2日6時過ぎ、ソンクラー県ヂャナ郡内の線路上に仕掛けられていた爆発物が爆発し、警戒作業にあたっていたトラン県内の国境警備警察隊に所属していた警察官3人が死亡し、5人が負傷を負いました。 爆発が発生した地点は、タイ国鉄ヂャナ駅から約3-4Km離れた線路上。 一方、9時過ぎにはナラーティワート県ヂョアイローン郡内で、幹線道路脇の電柱脇に仕掛けられていた爆発物が爆発するという事件が発生しています。爆発物は携帯電話を使用した遠隔起爆式だったと見られているようです。 爆発は、付近にある学校の生徒の健康診断を行うために付近を訪問予定だった医師の警戒作業にあたる当局車両の通過にあわせ発生していることから、当局側に危害を加える目的で仕掛けたとの見方がされているようですが、幸い当局側のバイクに些少な被害は確認されたものの、人的な被害は確認されていません。 また、ほぼ同時刻に同県ルゥーソ郡内でも爆発が発生しているようですが、初期報道段階では人的な被害は確認されてないようです。 一方、コンサック国務大臣は1日夜半に発生した広域連続爆破・襲撃・銃撃事件が、大規模な破壊行動を計画しているとの情報当局からの警戒情報に基づき特に警戒が薄い地点を中心に警戒の強化に取り組んだ矢先に発見した事件だったことを明らかにしていました。 また、コンサック暫定国務大臣によると、事件の多くが人里から離れている等で監視カメラが設置されていない地点で発生していた模様。 (タイ時間 1:35)
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