耳障りな大きな音を出す目覚まし時計の代わりに、「朝食の良い香り」で宿泊客の目覚めを支援する独創的な試みを、米国発ホテルのホリデイ・イン・エクレスプレスが20日から期間限定で導入する。
カオソッドの報道によると、新型目覚まし時計はディフューザーのように機能し、設定時間に朝食の香りを放出する。オーストラリアとニュージーランドの同ホテルと、タイや日本、シンガポールの実験参加ホテルで体験できる。
宿泊客は、コーヒーやベーコンなど好みの香りを選択できる。オーストラリアとニュージーランドではブルーベリーマフィン、日本では洋梨、タイとシンガポールではマンゴーなどのオプションもある。
同ホテルが委託した調査によると、アジア太平洋の旅行者の58%は「心地よい香りは、特に旅行中、良い気分で目覚めるのに役に立つ」と回答。同ホテルは、調査からヒントを得て新型目覚ましを考案した。
「朝から元気になる香り」については、コーヒーや紅茶が56%、焼き菓子が38%、果物が30%、ベーコンと卵が43%などだった。