化粧品ブランド「KANEBO(カネボウ)」を展開する花王は、アジア強化戦略の一環として、タイで過去最大の投資を実施。プロモーションを実施した9月10日から15日、タイ国内約60店舗の店頭売上は、前年の2倍以上 を記録したと明らかにした。
同社によると、同社は主力アイテムのクリームを刷新。発売前の8月から、タイで大規模なプロモーション戦略を展開していた。若年層に人気が高い俳優・アーティストのDAOU PITTAYA(ターウー・ピタヤ)氏とOFFROAD KANTAPON(オフロード・ガンタポン)氏をプレゼンターに起用。約1カ月にわたり、SNSや屋外広告での広告展開や、ホテルでのワークショップ開催、「バンコク日本博2025」への初出店など、多方面でプロモーションを展開した。
9月10日から15日には、バンコク中心部の「Parc Paragon(パーク・パラゴン)」で、新クリームを体験できる特別イベントを開催。15日までのタイ全体の「KANEBO」の売上は前年の2倍以上に達し、特にサイアム・パラゴン店の実績は前年の9.5倍以上と大きく伸長した。
同社は、「今回のタイでの成果を基盤に、グローバルブランドとしてさらなる飛躍を目指す」としている。
同社は5日、未熟な乳児の肌を乾燥から守る「胎脂」の擬似機能成分として開発した擬似胎脂成分「TAISHI™ Complex」を配合した新クリーム「カネボウ・クリーム・イン・デイⅡ」、「カネボウ・クリーム・イン・ナイトⅡ」を発売した。