ラバブルマーケティンググループ(東京都港区:LMG)は3日、インバウンドプロモーション事業を行う新会社「インバウンド・バズ」(東京都港区)を2025年2月に設立し、タイのメディア会社「TALONTRAVEL CO., LTD.」から、タイの訪日観光客向けメディア「Talon Japan」の事業を譲受したと発表した。3月から「Talon Japan」の運営を開始する。
LMGによると、Talon Japanは日本の情報を紹介するWebサイトや、日本や日本旅行に高い関心を持つタイ人100万人以上のコミュニティを有するFacebookグループを運営。多くのタイ人に向けて、日本の観光スポットや旅に役立つ情報などを発信している。
インバウンド・バズは、タイ人旅行者の誘致を目指す日系企業や地方自治体の情報を広告掲載し、インバウンドプロモーション支援を行う。
インバウンド・バズの代表は、LMG子会社で、タイを拠点にインバウンドプロモーション支援事業や東南アジアのマーケティング支援事業を行うDTK AD(ディーティーケー アド)代表の木村好志(きむら・こうじ)氏。木村氏は2013年にDTK ADを設立。東南アジアにおけるマーケティングやプロモーションに対する知見と経験が豊富なことから、代表に就任したという。
2024年度の訪日客数は3600万人を突破し、過去最多を記録。訪日客の旅行消費額は8兆1395億円で、訪日客数と旅行消費額ともに過去最多で、コロナ禍前を上回る結果となった。
ASEAN主要6カ国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)からの訪日客数の合計は約430万4200人。タイからの訪日客数は前年比15.4%増の約114万8900人で、ASEAN主要6カ国中の約26.7%を占めてトップ。また、タイ人訪日客の旅行消費額は2265億円で、過去最高額を記録している。