伝説のすき焼きチェーンブランドMKは、6月9日から30日まで、90分食べ放題を299バーツで提供するプロモーションを開始した。一方、新興すき焼きブランド「スキ・ティー・ノイ」も、Facebookフォロワー100万人突破を記念し、6月11日から30日までビュッフェ価格を199バーツに値下げ。熾烈なすき焼き戦争が勃発している。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、スキ・ティー・ノイは2018年オープン。わずか6年で純利益11億7000万バーツに到達。2025年第1四半期の利益はMKを上回った。
MKは30年以上営業する有名すき焼きレストランチェーン。タイのすき焼き市場で60%という圧倒的シェアを維持しているが、価格に敏感な消費者をターゲットにする新興スキ・ティー・ノイの圧力に直面している。
1店舗当たりの収益性は、MKの448支店が年間約390万バーツの利益を上げる一方、スキ・ティー・ノイの82支店は1店舗当たり1400万バーツの利益を上げ、MKの約4倍となっている。
MKは主にショッピングセンターに店舗を構えるため賃料が高いが、スキ・ティー・ノイは午前5時まで営業できる独立店舗を構えており、収益差の要因の1つになっていると地元メディアが報じている。