アース製薬(東京都千代田区)は、連結子会社アース(タイランド)が5月21日に設立45周年を迎え、2026年にタイ国内の虫ケア用品シェアNo.1を目指すとしている。
同社常務執行役員で、グローバル海外統括本部の佐藤憲太郎本部長は、設立45周年を迎えてコメントを発表。「虫ケア用品のタイ国内シェア2位、首都バンコク圏内では既にシェア1位を獲得するまで成長した。2026年にはタイ国内No.1メーカーになることを目標に掲げ、タイのお客様の嗜好に合った製品の開発や、国内各地における取り扱い店舗の拡大など、アース(タイランド)の社員全員で努力を続ける」と、意気込みを語っている。
また同社は、タイ国内とASEAN諸国、中東地域への供給拠点であるナワナコン工場(中部パトゥムターニー県)について、生産体制の強化と柔軟性の向上、現地スタッフの人材育成を積極的に進めていくとしている。
アース(タイランド)は1980年設立。タイの高温多湿な気候に適した虫ケア製品を開発し、デング熱などの感染症予防に貢献。香り・味・成分などタイの消費者ニーズを反映したオリジナル製品を展開するほか、デング熱予防の啓発活動にも力を入れている。