オンラインフードデリバリーのフードパンダ(Foodpanda)は23日、タイでのサービスを2025年5月23日に終了するとタイ公式フェイスブックで発表した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、フードパンダは「全ての店舗、パートナー、ライダーから常に愛されてきたことに感謝します」としながら、現在の市場状況がフードパンダの長期戦略と一致しないと判断し、サービス終了に至ったと説明した。
フードパンダは2007年にタイ進出。当初はウェブサイトや電話で食品注文を受け付けてデリバリーしていた。その後、オンラインプラットフォームへと発展し、飲食店の持ち帰り注文やスーパーマーケットの商品配達など、サービスを拡大してきた。
タイのフードパンダは主にデリバリーヒーロー(タイ)社が運営。ビジネス開発局によると、同社は2012月3月2日にフードパンダ(タイランド)として登録。2019年7月30日にデリバリーヒーロー(タイランド)に変更した。
2019年から2023年の業績は赤字が続いた。2019年の純損失は1億2645万3583バーツ。2020年は35億9590万1657バーツ赤字、2021年は47億2159万9978バーツ赤字、2022年は32億5510万7979バーツ赤字、2023年は5億2248万6848バーツの赤字だった。