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　三菱電機とタイの複合企業チャロン・ポカパン・グループ（CPグループ）は14日、タイでのカーボンニュートラル（炭素中立）とサーキュラーエコノミー（循環型経済）の推進を目指し、包括的協力に関する覚書（MoU）を締結したと発表した。

　三菱電機によると、炭素中立の領域では、CPグループの食品工場と農場に、三菱電機のソフトウェア「SCADA」を導入。工場内の設備利用状況の一元管理や、エネルギー消費の見える化・効率化に取り組む。

　また、CPグループの小売りチェーンCPアクストラは、バンコク近郊店舗の空調・冷熱機器で、三菱電機の知見を活用した省エネソリューションの実証実験を実施中。実証店舗の電気使用量を20%以上削減することを目指し、今後はCPグループの小売店や工場、ビル、データセンターなどにも展開したい考え。

　循環型経済の領域では、三菱電機が日本で培った高度プラスチックリサイクル技術と家電リサイクルについて、タイの事業基盤での実現可能性を検証する。