多国籍オートバイ製造会社のロイヤルエンフィールドは16日、タイ初のCKD(コンプリート・ノックダウン)組立工場の操業を開始したと発表した。新工場の設立で、アジア太平洋地域でのブランド力の強化を目指す。
日本総輸入代理店のピーシーアイによると、新工場はバンコク中部サムットプラーカーン県に位置。ロイヤルエンフィールド初の完全所有・運営によるCKD組立工場(5万7000平方フィート)で、年間生産力は3万台超。
新工場ではタイ市場向けを対象に生産を開始。段階的にアジア太平洋地域へ供給する予定。
ロイヤルエンフィールド CEOのB Govindarajan氏は開設式で、アジア太平洋地域は同社が注力するミドルクラス分野で大きな可能性を秘めていると述べ、「新工場の開設はタイ国内のミドルクラス市場の成長に貢献し、地域における需要の高まりにも効率的に対応できると確信している」と語った。
ロイヤルエンフィールドのアジア太平洋地域事業責任者であるAnuj Dua(アヌージ・ドゥア)氏は、「タイは非常に重要な市場で、タイのミドルクラス分野の開発・拡大に常に努め、タイでの事業開始以来150%以上の着実な成長を遂げてきた。タイのライダーの皆さまに共感してもらえるよう、素晴らしいモーターサイクルと体験の提供に引き続き尽力する」と述べている。