英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズは、ロンドン・カドウィック空港からタイ・スワンナプーム国際空港への直行便の運航を再開し、10月29日に初便(BA2231便)がスワンナプームへ到着した。
タイ国政府観光庁(TAT)によると、同社は10月28日から2025年3月30日まで週3便を運航し、2025年4月26日までサービスを延長する計画。ピーク時には週4、5便を運航する予定。
使用機材はボーイング777-200型機。クラブワールド、プレミアムエコノミー、エコノミーなど合計332席を備える。
同社は2020年、新型コロナウイルス感染症の流行の影響で、ロンドン・ヒースロー空港~バンコク直行便の運航を停止。タイへ向かう航空機の座席数は前年比18%(月間7700席)減少した。
TATの欧州・アフリカ・中東・アメリカ担当のシリパコーン・チェウサムート副総裁は、「直行便の再開は、長距離観光市場にとって良い兆しだ」と述べ、タイへ旅行するイギリス人旅行者の市場基盤を拡大する機会だと意気込んだ。2024年のイギリスからの訪タイ旅行者の100万人達成を目指すという。
2024年1月から10月23日までに訪タイしたイギリス人旅行者は、前年同期比19.7%増の71万8540人。平均滞在期間は約18日間で、旅行1回当たりの平均消費額は、1人当たり約6万4488バーツだった。