東洋エンジニアリング(TOYO)は16日、ブラジルの石油化学会社ブラスケムとタイのSCGケミカルズの合弁会社ブラスケム・サイアムから、エタノール由来のバイオエチレン製造設備の基本設計業務(FEED)を受注したと発表した。
同社によると、製造設備の建設地は東部ラヨーン県のマープタープット工業団地。バイオエチレン製造設備は年産約20万トンで、2025年に完成予定。
最終製品である I’m green(TM)バイオポリエチレン は、米国Lummus社とブラスケム社がライセンスを持つEtE EverGreen(TM)を適用し、化石原料ではなくサトウキビ由来のエタノールなどの再生可能な原料から製造。二酸化炭素を大気中から回収することで、最終プラスチック製品の原材料調達から廃棄・リサイクルまでに排出される温室効果ガスの総排出量を大幅に削減できるという。