三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(MUFG)の三菱 UFJ 銀行は4日、連結子会社のアユタヤ銀行と共に、タイの東部経済回廊事務局(The Eastern Economic Corridor Office of Thailand:EECO)と連携協定を締結したと発表した。提携を通じ、東部経済回廊(EEC)でのESG(環境・社会・ガバナンス)・スタートアップ・デジタルの3分野への投資を推進する。
三菱UFJ銀によると、3分野の育成をめざすEECOと、同分野で先進的な取り組みをしているMUFGの協力関係強化を目指し、協定を締結した。
協定には、EECへの進出や投資を検討する顧客の支援や、域内進出企業間のビジネスマッチングなどのイベント実施、関係者間のESG・スタートアップ・デジタル分野での連携強化が盛り込まれている。
EECは、タイ政府が主導する経済開発プロジェクトの中核地域。東部主要3県(ラヨーン、チョンブリー、チャチューンサオ)がEECに指定されている。産業構造の高度化に向け、ロボットや次世代自動車など重点産業を誘致・育成している。