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　バンクタイ（ＢＴ）の株価が１２時１０分時点で前日比１１．５９％増と急騰している。これは財務省消息筋の情報によると、スチャート財務相がＢＴに対し外国人投資家の保有比率上限である４９％以上を保有することを許可したとロイターが報じたことが原因だとみられる。

　以前ＢＴの大株主であったタイ金融機関開発基金（ＦＩＤＦ）が、マレーシアのＣＩＭＢグループにＢＴの株式２８億１０００万株（株式比率４２．１３％）を５９億バーツで売却するための売買契約書に調印していた。

　だが米国とその他外資系企業がＢＴの株式４２．１３％保有していたため、ＣＩＭＢグループに売却すると外国人投資家の保有比率上限を大幅に超える約８０％となってしまう。そのため財務省は保有比率上限の制限を特例で解除するとの観測が出ていた。