オークラニッコーホテルマネジメント(東京都港区)が運営する「ホテルJALシティ」が、バンコク都のトンロー通りで7月3日に開業する。同ホテルの海外出店は初めて。
ホテルJALシティバンコクは地上16階建て、客室は324室で、レストランや会議場を併設。BTSスカイトレイン・トンロー駅から徒歩約3分の立地で、2019年1月に開業した「ホテル・ニッコー・バンコク」に隣接している。宿泊予約の受付は16日から開始する。
開業に先立ち、ホテル運営を担うオークラニッコーホテルマネジメントと、ホテル建物を所有するグランド・タワー・エンタープライズ(バンコク)は8日、バンコク都内で開業に向けたプロジェクトを確認する式典を開催した。
グランド・タワー・エンタープライズ取締役のWisit Eamsherangkul氏は、「ホテルJALシティバンコクの高いブランド力と、日本ならではの上質なおもてなしは、世界中のお客様にご満足いただけると信じている」と開業に期待を寄せた。オークラニッコーホテルマネジメント代表取締役社長の大倉喜久彦氏は、「おもてなしの精神を感じさせる心地よい滞在を提供するホテル運営を目指す」と抱負を述べた。
同ホテルは当初、2020年5月の開業を目指していたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期していた。旅行需要が回復し、訪タイ日本人が増加傾向にあることから、開業を決定した。