矢崎エナジーシステムは、タイ現地法人タイ・ヤザキ・ネットワーク・サービス(TYNS)とあいおいニッセイ同和損害保険のタイ法人アイオイ・バンコク・インシュアランス(ABI)が共同で、テレマティクス技術を利用した企業向け事故低減支援サービスを開発したと発表した。サービス開始日は今月上旬を予定しており、初年度は30企業へ提供を目指す。
タイは自動車の台数が急増しており、人口10万人あたりの交通事故死亡者数が世界2位となる36.2人(WHO2015年調査)と深刻な状況であることから、政府レベルで対策が進んでいるものの、民間企業では一部を除きドライバーの安全運転指導は十分とは言えず、緊急の課題となっている。
同サービスは、TYNSの最新鋭通信型デジタルタコグラフ(iQsan)を利用した安全運転コンサルティングサービス。iQsanは、リアルタイム通信を行うテレマティクスと、安全・省燃費を管理できるデジタルタコグラフ機能が一体となった車載機器端末で、車両に装着することで、走行データや位置情報を取得が可能となる。この情報をABI(インターリスク)で解析し、ドライバーごとに分析・診断レポートを提供する。