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　松下電工は６日、約２８億円を投じて四日市に新工場建設及びタイアユタヤ県工場の製造ライン増設を行い、高機能環境対応型封止材の生産能力を増強することを発表した。

　半導体パッケージの高密度実装化・高機能化に伴い、最先端半導体パッケージ分野において、ファインピッチ化に対応する高機能封止材へのニーズが高まっていることや、欧州ＲｏＨＳ指令など、世界的な有害物質規制の動きを受けて、ハロゲン系難燃剤を使用しない環境対応型封止材の需要が拡大しているためだという。

　これにより四日市工場は生産能力が一月あたり９００トンから１１００トンに、アユタヤ工場は同６００トンから８５０トンに増強される。量産開始時期は四日市工場が０９年５月頃、アユタヤ工場が０８年１２月頃としている。