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　米連邦航空局（ＦＡＡ）がタイ航空当局の安全性評価を格下げしたことで、経営再建中のタイ国際航空（ＴＨＡＩ）の先行きを懸念する声が上がっている。

　同評価の格下げによって米国への新路線就航や増便ができなくなるが、現在直行便がない同社にとって大きな影響はない。ただし今月１０日頃に発表される欧州航空安全機関（ＥＡＳＡ）の安全性評価がＦＡＡと同様の判断を下した場合、同社売上の約３分の１を占める欧州路線に影響が出ることから、それを懸念して株価が急落している。

　２日の取引開始後から下落。２日間で株価は８．７０バーツから１０．３５％減の７．８０バーツまで下落した。