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　商業銀行最大手のバンコク・バンク（ＢＢＬ）は、債務問題が浮上しているドバイ・ワールド社の子会社ドバイ・ワールド・グループに５０００万米ドル（約１６億７０００万バーツ）を融資していたことを明らかにした。だが同社総資産の０．１０％であり、今年９月３０日時点でに貸し倒れ引当金６３７億バーツを計上しており、十分に対応できるとしている。
　タイ国内商業銀行では、サイアム・コマーシャル・バンク（ＳＣＢ）やバンク・オブ・アユタヤ（ＢＡＹ）等が、ドバイ・ワールド関連企業向けに融資していたことを明かしているが、融資額は低額で特に問題はないと見られている。

　ＢＢＬの今年１－９月の純利益は、前年同期比１．０６％減の１４８億８３６４万バーツだった。一株当たりの利益（ＥＰＳ）は、前年同期の７．８５バーツから７．７５バーツに下落した。