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　サイアム・シティ・セメント（ＳＣＣＣ）フィリップ取締役は、景況悪化の影響で国内セメント市場が前年の２５００万トンから５－１０％程度減少し２４００万トン前後となるとの予測を明らかにした。

　この市場の需要が低下したことで、同社の今年のセメント価格が前年の平均１トン当たり２００バーツから平均１トン当たり１９００トンに下落するとしている。だが前年のマーケットシェアの２７％は維持させるとしている。

　また今後の同社の海外展開について、米国市場の需要が減少していることから、ベトナム・シンガポール・バングラディッシュなどのアジア圏内市場向けの輸出を重視していくとしている。