オールアバウトと日本エスニック協会がタイ料理などに多用される「パクチー」に関する共同調査を実施したところ、36.7%の女性がパクチーを好きと回答したそうだ。
調査対象は東京など1都3県に住む、20代後半から30代のフルタイム勤務で働く女性。
パクチーはクセが強く好き嫌いが分かれる食材。今回36.7%が好き(大好き及び好き)と回答したが、逆に41.9%が苦手(苦手だけど食べられなくはない及び苦手だし食べられない)と回答しており、苦手な女性の方が多い結果となった。ちなみにこの他14.3%がどちらでもない、7.1%がパクチーを知らない、わからないと回答している。
パクチーを好きと回答した女性に対して、パクチーを食べる頻度を聞いたところ、48.5%が月に1回以上食べていると回答。逆にパクチーを苦手と回答した女性は、81.3%が2~3ヶ月に1回よりも低い頻度と回答している。
パクチーを好きと回答した女性に対して、好きになったきっかけを聞いたところ、82.1%が外食でパクチーを食べて美味しかったからと回答。続いて27.6%が東南アジアなどの旅行に行った際に食べて美味しかったからと回答している。
生活総合情報サイト「All About」で「恋愛」ガイドの相沢あい氏は、「パクチーは外食で出会うことが多い食材。その独特な味ゆえに何度か食べないと好きになりにくいことから、パクチーを好む女性の外食経験が多いことは、納得の結果だといえます。また、異性との食事デートでも女性がお店を選ぶことを厭わず、「デートプランは男性が立てるべき」というこれまでの固定観念よりも、食への高いアンテナからくる「自分が美味しいと思うものを食べたい」という強い意志が伺えます。海外にも一人で行けるような強さや毒舌、個性的なファッションは、男性からすれば好き嫌いがはっきりわかれてしまうタイプ。パクチーを好む女性は、まさにパクチーのような特徴を持つといえるでしょう。」と語っている。
また同サイトで「カレー」ガイドのシャンカールノグチ氏は、「東南アジアの旅行や世界各国でタイ料理やベトナム料理で食べると、当たり前のように山盛りでパクチーがあります。ベトナムのフォーを食べる時などはドサッとトッピングで麺を食べるのも一苦労なほど盛られています。インド料理で言えば、スパイスと同様にパクチー(コリアンダーリーフ)も料理のスパイスとしてよく使用されています。なぜそこまでよく使用されるのか。その理由として考えられるのは、パクチーには消化促進作用があるという点です。パクチーを食べると、食後胃腸の働きが良くなるということで、いわば料理の影の立役者なのです。現地では香りが苦手とか言う人は少なく、当たり前のように食されています。日本人女性は食に関しての探究心は優れていますし、生活の中に取り入れるのが上手なので、ここ最近はパクチーは良いものとして自然と認識されたのではないかと思います。」と語っている。