前タイ政府支持団体である反独裁民主戦線(UDD)が、29日ー30日に行われるタイ政府方針演説日を前に議会解散ないし総辞職を求め大規模集会を王宮前広場で行われることを受け、在タイ日本大使館より注意喚起が発表されています。
以下在タイ日本大使館より注意喚起
反独裁民主戦線(UDD)等による集会実施に関する注意喚起
(2008年12月26日現在)
1.UDD公表によると、28日(日)、王宮前広場(サナーム・ルアン)において、民主党中心の新政権に反対するための大規模集会を行う旨発表しています。
集会の規模については報じられていませんが、これまでの同様の集会では数万人規模に及んでいることから、今回も大規模になることが予想されています。
また29日(月)には、新政府の施政方針演説のため国会が招集されますが、これに併せUDD等の、新政権反対派が集会等を実施することも予想され、国会議事堂周辺にデモ隊が集まる可能性も考えられます。
2.現時点で28日の集会参加者がデモ行進等を行うことは報じられておりません。
また29日の国会召集に併せての集会実施の見込み、またその規模は不明ですが、当該場所周辺では急遽の交通規制や立入規制等が予想されると共に、交通渋滞等が予想される他、展開如何によっては不測の事態が発生する可能性も排除できません。
現状において空港を含めたバンコク都内は平穏ですが、現時点でタイの政局は未だ不安定な状態にあり、国内の治安情勢に関しても引き続き注意を払い続ける必要があります。また、過去には多くの騒乱や爆弾事件などが年末・年始の機会に乗じ行われていることから、併せて注意が必要です。
3.つきましては、タイに渡航・滞在される方は、報道等から最新情報の入手に努めるとともに、今後とも集会・デモ等が開催されている付近には近づかないようにし、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511