タイ下院議会で本日(15日)行われた新首相指名投票で、前野党の民主党党首アピシット氏をソムチャイ前首相に代わり新首相とすることを決定した。
アピシット氏は下院議会(定数480議席)出席436議席のうち、民主党や一部旧連立与党から議席数を取り込み235議席となり過半数を獲得した。これに対しタクシン元首相派のプアタイ党を中心にプアペンディン党党首のプラチャー氏の擁立し民主党を含めた挙国一致内閣を進めていたが、198票にとどまった。棄権票は3票。
タイ憲法裁判所がタイ下院連立与党第1政党の国民の力党の解党命令と2007年12月の総選挙時の党内幹部に対し、5年間の被選挙権剥奪を命じたことにより、ソムチャイ前首相が失職しチャワラット氏が首相代行を務めていた。