反政府団体の民主主義市民連合(PAD)は28日、北京五輪を観戦後英国に逃亡をし、現在同国に亡命申請をしているタクシン元首相をタイに送還するよう求めるデモ活動を30日午前10時頃より英国大使館前で行う方針であると明らかにした。
タクシン元首相は先日行われたラチャダーピーセクの土地を首相在任時、親族が不正取得した罪で禁固2年の判決が対最高裁判所より下されていた。
またこの発表を受け在タイ日本大使館より注意喚起が発表されております。
以下在タイ日本大使館より転載
市民民主化同盟(PAD)及び反独裁民主戦線(UDD)によるデモ行動に伴う注意喚起(10月30日および11月1日)
1.PADによると、PAD等反政府グループは10月30日(木)午前10時に、英国大使館前(ウィッタユ(ワイヤレス)通り)に集合し、タクシン元首相の送還を求める抗議デモを行い、その後プルンチット通りからスクムビット通りをエンポリアム・デパートまで行進し、7日に発生したPADと警察部隊との衝突に抗議する目的で、同事件に関する資料の配付を行うとしています。
2.また、UDDによると、UDD政府支持派グループが、11月1日(土)午後2時より(午後10時まで)、ラムカムヘン大学近くの、ラーチャマンカラ・イーラ・サターン競技場にて、10万人規模の集会を開く予定であると発表しています。
3.現在まで、デモのほとんどは平穏裏に行われていますが、スクムビット通りソイ1付近からエンポリアム・デパート付近までの交通渋滞が予想される他、展開如何によっては不測の事態が発生する可能性も排除できません。
つきましては、タイに渡航・滞在中の方は、上記地区付近へ行く際は、十分ご注意いただくと共に、デモ隊に近づかないようにしてください。
また、報道等から最新情報の入手に努めるとともに、今般のデモの中心地である首相府等の政府機関や集会、他のデモ等には近づかず、不測の事態に巻き込まれないよう引き続き十分注意してください。
(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人保護)
電話:(66-2)207-8501、696-3001(パスポート、証明、在外選挙等)
FAX :(66-2)207-8511
○在チェンマイ日本国総領事館
住所:Suite 104-107, Airport Business Park, 90 Mahidol Road, T. Haiya, A. Muang, Chiang Mai, 50100 Thailand
電話:(66-53) 203367
FAX :(66-53) 203373