タイ国内で生茶を販売するサイアム・キリン・ビバレッジ社長の岩尾英之氏は、新商品「キリン 生茶 グリーンラテ」を発売したことを明らかにした。同商品は5月26日から販売開始されており、和菓子としても人気の高い抹茶ミルクタイプの味覚を、タイの流行に敏感な20代女性をターゲットにしているという。
タイに進出してから2億バーツ以上のマーケティング費を投入してきたが、目標には達成できず市場シェア3%程度にとどまっているという。日本でのマーケティング方式でタイに投資してきたが効果があまり得られなかったため、今後マーケティング方針を変更していくという。
同社は、昨年の緑茶市場は35億バーツ規模で、今年は前年比10%以上成長すると見ている。今年市場シェア10%を目標としており、ライバルで緑茶市場最大手のオイシ・グループ(OISHI)のシェアを、どれだけ切り崩せるのか注目が集まる。