タイ政府医薬品機構(GPO)ウィティット氏は本日(27日)、海外から購入した新型インフルエンザ治療薬のタミフル生産用の原料が今朝タイ国内に届いたことを明らかにした。今後生産能力を24時間フル稼働し、新型インフルエンザの備蓄用に初期ロット1000万錠の生産を急ぐという。
なお現在のGPOの新型インフルエンザ治療薬の生産能力は、一日当たり120万錠となっているが、当初の予想より新型インフルエンザが大流行していることから、生産能力拡大を迫られる可能性が高く、予算が不足する可能性があるという。
またGPOは、同薬品の価格を1錠当たり25バーツ以内に抑えるため努力しているが、世界的需要の高まりで原料費が高騰する可能性があり、厳しくなるだろうとみている。全世界の平均販売価格は、1錠当たり約120バーツ。