タイ私立病院の少なくとも6件と国際犯罪組織が共謀し、中国人新生児の出生記録を偽装してタイ国籍を付与していたことが分かった。バンコク都庁は、全50区の出生届と婚姻届の審査を強化するよう指示した。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、タイ保健省はこのほど、外国生まれの子どもの父親として虚偽のタイ人男性を申告し、タイ国籍を不正に取得した疑いがあるとして、私立病院6件の164人の新生児の調査を開始した。
これまでの捜査で、組織化された手口が明らかになっている。ある妊娠中の中国人女性の例を挙げると、通常の妊婦健診の手続きをせず、私立病院に予約無く来院。入院時の書類には父親の名前が記載されていなかった。だが出産後、組織が共犯のタイ人男性を病院に送り込み、書類に偽の署名をさせたという。新生児にはタイ国籍が付与された。
バンコク都庁は、全50区の地区事務所に対し、2017年1月1日から現在までに発行された出生届を、27日までに調査するよう指示した。