タイ警察は15日、中部パトゥムターニー県のホテルやアパートの一室を急襲し、コールセンター詐欺グループに誘拐された女子大学生2人を救出した。2人は詐欺グループに騙され、ホテルにこもっていたという。両親は、偽の海外奨学金として約90万バーツをだまし取られた。
カオソッドなどの報道によると、同県パーク・クローン・ランシット警察は、同地区にあるホテルの一室から1人、パホンヨーティン近くのアパートの一室から1人を救出。いずれも18歳の女子大学生。2人は別の大学に通学している。
警察の調べによると、大学生らは、部外者と一切接触せず、常にビデオ通話をオンにするよう詐欺師から指示を受けていた。学生の1人はタオルで足首を縛り、写真を撮影して両親に送信するよう命じられていた。「誘拐された」と両親に思い込ませ、金銭をだまし取る狙いがあったとみられる。
コールセンター詐欺グループは、携帯電話会社の社員を装い、「違法行為に関与している」と大学生を脅したという。その後、詐欺師らは「海外留学のための奨学金を獲得した」と偽り、2人に両親からお金を借りるよう指示。2人は詐欺師の話を信じ、合計約90万バーツを詐欺師の口座に送金した。詐欺師らは、公式エンブレム入りの寄贈文書と、大学幹部の偽装署名を用意していた。