タイのカオヤイ国立公園で今月、サリカ滝入り口付近にいた野生のゾウ「サリカ」を、公園職員が追い返す動画が拡散した。職員がゾウの至近距離で火花を近づけているように見えたため批判が集まっていたが、当局は「十分な距離を保っていた」と説明した。
タイラットの報道によると、同公園の責任者であるチャイヤ氏は20日、「映像の中で職員とゾウが接近しているように見えるが、カメラアングルの錯覚で、実際は安全な距離を保っていた。ゾウがけがを負うような危害を加えていない」と説明。今回の教訓を、明確なガイドラインの策定に役立てるとした。
職員はこれまで、オスのゾウ「サリカ」を穏やかな方法で森へ誘導していたが、ここ2カ月で発情期に入って攻撃的になり、従来の方法が通用しなくなったという。
事件当時、サリカは20頭以上の野生のゾウを率いて、地元のドリアン農家に侵入。甚大が被害をもたらしているという。職員はゾウが住宅地に近づいたため、大きな音の変わりに火花を使用した。