2025年カンヌ国際映画祭の「批評家週間」でグランプリを受賞したタイ映画「ユースフル・ゴースト(A Useful Ghost)」が、東京都の新宿武蔵野館とヒューマントラストシネマ有楽町、大阪府のテアトル梅田、兵庫県のシネ・リーブル神戸など全国で7月10日(金)から公開される。九州では福岡市総合図書館で、7月19日(日)に公開予定。
タイ国政府観光庁によると、タイの国民的怪談「メー・ナーク・プラカノーン(ナン・ナーク)」や、怪談を映画化した「愛しのゴースト」に着想を得たという本作。「亡くなった妻が掃除機に乗り移って戻ってくる」という奇想天外なゴーストストーリーになっている。
タイ新進気鋭の映画監督ラチャプーム・ブーンブンチャーチョークの⻑編デビュー作。俳優・モデル・歌⼿・YouTuberとして活躍するタイの⼈気スターであるダビカ・ホーンが主演を務めた。第98回アカデミー賞国際長編映画賞のタイ代表作品にも選出された。
[あらすじ]
粉じん公害が深刻化するタイ・バンコク。最愛の妻・ナット(ダビカ・ホーン)を呼吸器疾患で亡くしたマーチ(ウィサルット・ヒンマラット)は、悲嘆に暮れる⽇々を送っていた。ある⽇、ナットの魂は掃除機に宿るかたちで舞い戻り、ふたたび愛を確かめ合う⼆⼈。その頃、マーチの家族が経営する⼯場では、死亡した従業員の霊が機械に取り憑き、操業停⽌に追い込まれていた。霊に悩まされる家族や社会から拒絶されたナットは、⼯場の除霊に協⼒することで、夫への真実の愛そして⾃らの存在を“役に⽴つ幽霊”だと証明しようとするが……。