タイ軍の発表によると、8日朝、カンボジア軍がタイ領内の軍事施設と民間地域にロケット弾を発射し、タイ兵士1人が死亡、4人が負傷した。
バンコク・ポストなどの報道によると、タイ軍のウィンタイ・スワリー少将は、カンボジア軍が8日午前5時頃から東北部ウボンラーチャターニー県ナムユーン郡チョンアンマ地区で発砲を続けていると報告。
同7時、同郡チョンボック地区も大砲による砲撃を受け、タイ兵士1人が死亡、4人が負傷した。
タイ軍は反撃のため、F16戦闘機を派遣。カンボジア軍の拠点を空爆した。
同8時30分、カンボジア軍が東北部ブリーラム県バーンクルワット郡の民間居住区にBM21ロケットを発射。
タイ政府広報局によると、タイ軍第2軍管区は、チョンアンマ、677高地、フアイ・タ・マリア、カーナー地域、プラサート・タ・ムエン、タークワイ寺院付近で交戦が続いているという。
アヌティン・チャーンウィラクン首相兼内務大臣は8日朝、政府庁舎で緊急安全保障会議を招集した。