7日午後2時15分頃、タイ東北部シーサケート県カンタララック郡の国境でタイ軍とカンボジア軍が衝突し、タイ兵士2人が負傷した。タイ軍は警戒態勢を敷いている。
公共放送PBSなどの報道によると、現場は国境地帯のプー・パー・レーク・プラン・ヒン・パエット・コーン(Phu Pha Lek Plan Hin Paet Kon)。タイ軍とカンボジア軍の銃撃戦が発生し、その後、カンボジア軍が砲弾を発射。タイ軍第2軍管区は、交戦規則に従って反撃したという。銃撃戦は午後2時50分頃に停止した。
負傷した兵士2人は病院に搬送された。1人は脚を撃たれ負傷。1人は胸部の防弾チョッキに銃弾が命中し、打撲を負った。
陸軍報道官のウィンタイ・スワリー少将は、タイ軍が領土内の道路の改良任務に取り組んでいた際に攻撃を受けたと述べた。
第2軍管区は、ブリーラム、シーサケート、スリン、ウボンラーチャターニーの各県のカンボジア国境12地区の住民に、安全のため避難所へ移動するよう指示。
アヌティン・チャーンウィラクン首相兼内務大臣は、タイの主権を守り、カンボジア国境地帯の住民の安全確保のため、国防省と陸軍に必要な措置を講じるよう指示した。また国境4県の知事に対し、避難民の保護に万全を期すよう指示した。