在チェンマイ日本国総領事館は30日、シリキット王太后陛下の崩御に関し、タイ国観光警察から観光客に対する案内を紹介。タイ国民の心情に配慮するよう呼び掛けている。
 同総領事館によると、11月6日(木)にチェンマイ市内で開催予定のイーペン祭りパレードは、そのおもむきを変更するものの、中止せずに実施する。
 王太后陛下の追悼期間、公共のイベントや祭りの装飾は例年よりシンプルで控えめなものとなり、多くの地域では大音量の音楽、明るい照明、騒々しい祝賀行事は制限・中止となっている。ローイクラトンの行事は、娯楽ではなく文化的伝統、環境意識、追悼に焦点を当てている。
 観光警察は、公共の集会、寺院などのイベントに参加する際、服喪期間に不適切と思われる露出度の高い服装や奇抜な衣装、明るい色の服を避け、敬意を表する服装をするよう注意喚起。ハロウィンやローイクラトンの行事に参加する場合、タイの習慣と追悼の気持ちへの配慮を呼び掛けている。
 また、祝賀行事では大声で騒がず、タイの人々の誤解を招いたり、感情を害したりする可能性のある道具の使用を避け、過度な行動は慎むよう注意。特に混雑した場所では、イベントスタッフや自治体からの安全に関する指示に従うよう案内している。