ペートンターン・シナワット前首相は、タイ貢献党の党首を22日付で辞任すると宣言した。7日に発表した同党の新方針に沿ったもので、党の大規模な組織再編に着手する道を開くことになる。
カオソッドなどの報道によると、ペートンターン氏は、「国際社会が脆弱で複雑かつ繊細、予測不可能な状況にある中、タイは次期選挙を控えた重要な過渡期にある」と話し、主要政党として選挙に勝利するため、党の再編と大規模な改革が必要だと訴えた。
速やかに改革に着手し、自由に進められるよう、ペートンターン氏は辞意を固めたと決意を述べ、党員として改革の取り組みに協力すると話した。
党選挙管理委員会のスリヤ・ジュンルンレアンキット氏は、ペートンターン氏の辞任発表後に記者団の取材に答え、次期党首はシナワット家と血縁関係の無い人物になると明らかにした。同党は、タクシン・シナワット元首相が創設したタイ愛国党(裁判所命令で解散)が前身。