タイ東北部ブリーラム県で13日、清涼飲料水のボトルに入ったトイレ用洗剤を誤って飲んだ男性(44歳)が緊急搬送されだが、死亡した。
マティチョンの報道によると、ボトルには緑色のトイレ用洗剤が入っていた。男性は避けに酔った状態で、喉が渇いたためにボトルを手に取り、4分の1を飲んでから妹に「これは何?」と尋ねた。男性は吐き気を訴え、家族が病院へ搬送した。
家族は病院にボトルを提出したが、医師は診察と薬の処方をして帰宅を許可。男性は約5時間後、自宅で倒れ、病院へ搬送されたが死亡が確認された。家族は、「入院すると思っていた」と嘆いた。
県保健局は14日、病院が胃洗浄を実施しなかった理由について、トイレ用洗剤など酸性物質が関係する場合、胃洗浄が必ずしも適切ではないと見解を示した。同局のピチェト・プットクントッド医師は、胃にチューブを挿入すると胃酸が食道に逆流し、肺に穴が開いたり感染したりする可能性があると述べた。
男性は洗剤の誤飲後に嘔吐したと指摘し、酒に酔っていた状態と併せ、すでに洗浄剤の一部が体外に排出されていたと指摘。男性の容体は安定しているように見えたため、医師は帰宅を許可し、症状が悪化した場合は再診するように指示したという。
また、有害な家庭用洗剤を安全に保管し、飲料ボトルなどの容器に移し替えないよう注意喚起した。