バンコク都庁(BMA)は、モバイルアプリ経由で市民から通報を受けた違法駐車の画像を加工し、解決済みに見せかけたとして、都職員を処分したと明らかにした。
現地メディアによると、市民は16日、バーンプラット区バーンオー地区のソイ・チャランサニットウォン77/1の歩道にバイクが違法駐車されているのを発見。BMAの「トラフィー・フォンデュ」アプリを通じ、写真と苦情を送信した。
苦情を受けた都職員は、デジタル処理でバイクを写真から削除。苦情が解決したように見せかけた。加工前と加工後の写真を比較する画像がフェイスブックページに投稿されたことから、都職員の不正が発覚した。
BMAは、バーンプラット区役所の調査を開始。偽造・加工画像を使って苦情を解決したように見せかけないよう、全地区に厳重注意。違反者は懲戒処分の対象になるとした。
再発防止のため、BMAは「トラフィー・フォンデュ」アプリの開発元である国立科学技術開発庁(NSTDA)と協力し、偽画像を検出してブロックするシステムを開発する。