停職中のペートンターン・シナワット首相を含む新閣僚14人は3日午前、バンコクのドゥシット宮殿で就任宣誓式に臨んだ。ラーマ10世(ワチラロンコン国王)は、国を持続可能な繁栄と安定に導くため、知識と能力、誠実さで職務を遂行するよう求めた。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、ペートンターン首相は2日、憲法裁判所から首相職の職務停止命令を受けた。スリヤ・ジュンルンルアンキット副首相兼運輸大臣が首相代行を務めていたが、就任宣誓式後、スリヤ副首相は、プームタム・ウェーチャヤチャイ副首相兼内務大臣に首相代行のバトンを渡した。
3日午後1時、首相官邸で臨時閣議を開き、副首相の職務分担について30分ほど会議。ペートンターン首相も出席した。ペートンターン首相は今後、首相官邸に出勤せず、4日午前9時に文化省に出勤するという。
新内閣は、現職5大臣が横滑りで他省の大臣に就任した。
プームタム・ウェーチャヤチャイ副首相兼内務大臣
スダーワン・ワンスパキットコーソン高等教育・科学技術大臣
ナルモン・ピニョシンワット教育大臣
デートイット・カオトン内務副大臣
ペートンターン・シナワット首相兼文化大臣
新たに入閣した9大臣は以下の通り。
スチャート・チョムクリン首相府付大臣
アタコーン・シリラタヤコーン農業協同組合大臣
チャトゥポン・ブルスパット商務大臣
チャンタウィッチ・タンタシット商務副大臣
ポンカウィン・ジュンルンルアンキット労働大臣
リンティポン・ワリンワチャロジ教育副大臣
テワン・リプタパロップ教育副大臣
アヌチャ・サソムスブ氏は保健副大臣
チャイチャナ・デクデチョ保健副大臣