タイのショッピングモール駐車場の発券機で感電し、入退院を繰り返した女性が被害を訴えている。
カオソッドなどの報道によると、女性は今月10日、ショッピングモールの駐車場で、発券機から駐車券を受け取ろうと車から手を伸ばした際、鋭い電気ショックを感じたとFacebookに投稿した。
女性は発券機に直接触れておらず、センサーの前で手を動かしただけで「腕がしびれ、頭から足にかけて痛みが走った」という。券売機は駐車券を発行したが、レバーが上がらず、スタッフも不在だったため、女性はクラクションを鳴らして助けを求めた。券売機に緊急ボタンがあったが、ショックを恐れて押せなかった。
しばらくしてスタッフが到着したが、特に女性の体調に気を留めず、レバーを上げて立ち去った。女性は車を駐車し、ショッピングモールのカスタマーサービスで助けを求めた。当時、女性は体の片側の感覚を失っていたという。
モールのスタッフは女性を医務室へ案内し、冷却ジェルで冷やすなどの応急処置をした。症状は改善せず、腕が上がらないほど状態が悪化したため、モールの契約病院に運ばれた。
医師は、心電図と血液検査の結果が正常だったため、女性に帰宅するよう述べた。女性は「退院届に署名する力も出なかった」と訴えている。帰宅後もしびれの症状は治らず、翌日別の病院を尋ねた。ショッピングモールの担当者は、モールの契約病院では無いため、保険の支払いが遅れる可能性があると説明。モールに書類を取りに来るように話したという。
女性は、モールに再び行きたくないと話し、断続的な失神や頭痛、疲労があり、仕事ができない状態が続いていると訴えている。