バンコクの日本食レストランが誕生日プロモーションとして提供したサーモンケーキが、「広告写真と全く違う」と波紋を呼んでいる。同レストランは、シェフが交代したばかりで料理の詳細が伝わっていなかったと謝罪した。
カオソッドの報道によると、誕生日祝いにサーモンケーキを無料提供するという広告に惹かれ、同レストランを訪れた顧客が、事件の詳細をタイの消費者権利を訴える人気Facebookに投稿した。
広告写真は、円形に整えられたご飯の上に新鮮なサーモンを山盛りにした、美しく美味しそうな料理を紹介していたが、現実は全く違ったという。顧客は「届いたケーキを見て泣きそうになった。それでも店のFacebookに『ありがとう』と感謝のメッセージを投稿したら、削除されてブロックされた」と投稿した。
投稿は大きな注目を集め、ネット上で議論が起こった。顧客に同情する人や、「それ程酷いケーキではない」といった意見まで、賛否両論の意見が寄せられた。
渦中の日本食レストラン「Simple Little Osaka ラーマ5」は26日、広告写真と実物のケーキが違ったことを公式Facebookで謝罪。シェフが交代したばかりで、料理の詳細を理解していなかったと釈明した。
顧客の投稿が消えてブロックした件については、システムエラーが発生している可能性があると説明。再発防止のため、社内会議を開き、改善に取り組むとしている。