武藤容治経済産業大臣は4月29日、タイを訪問し、ピチャイ副首相兼財務大臣、エーカナット工業大臣と、産業競争力向上など両国の幅広いトピックを閣僚級で議論する「エネルギー・産業対話」を立ち上げ、第1回対話を開催した。自動車産業の競争力強化に向け、持続可能な燃料を使用した多様な車両の供給を追及し、製造工程の脱炭素化や、人材育成、サプライチェーンの強化などで一致した。
経産省によると、第1回対話では、自動車産業をはじめとする製造業の生産・輸出競争力の強化に向けて議論。ハイブリッド車(HEV)や燃料電池車(FCEV)など、電気自動車(BEV)に限らず多様な選択肢を追及する「マルチパスウェイ」を推進することを確認。
自動車リサイクルシステムの構築や、製造工程の脱炭素化、人材育成、サプライチェーンの強化などを推進することも確認。今後、事務レベルでフォローアップし、1年後に開催する第2回対話で報告することで合意した。
また武藤経産相は、自動車やエネルギー分野の日タイ企業・団体間の協力覚書9件の発表に立ち会った。ピチャイ副首相兼財務相とエーカナット工業相も同席した。
武藤経産相は、現地日系企業と意見交換も実施。現地ビジネスの現状や課題、米国関税など国際経済環境の不透明性さによる両国のビジネスへの影響について意見交換した。