25日発表のアジアのレストラン業界専門家らによるランキングリスト「アジアのベスト50レストラン(ASIA’S 50 BEST RESTAURANTS 2025)」によると、タイ・バンコクのレストランGAGGAN(ガガン)が、アジアのベストレストラン賞を受賞した。同レストランが首位を獲得するのは5回目。
イベント会社のウィリアム・リードによると、同リストはフードライターやグルメ評論家、シェフ、レストラン経営者、料理専門家など約350人で構成するアジアのベスト50レストラン評議委員会の投票により決定。アジア圏内の卓越した才能と、革新的なアプローチを称え、アジア地区16都市からトップ50レストランを選出した。
シェフ自身の名前を冠したバンコクのガガンは、昨年からランキングを2つ上昇させ、トップの座に返り咲いた。シェフのガガン・アナンド氏が生み出す料理の創造性と革新性が再評価を受けた。
ガガン・アナンド氏が手掛けるシグネチャーメニューは20品以上の料理で構成。ベースとなるインド料理に日本、フランス、タイの要素が巧みに融合。味覚・食感・技術が調和した美食体験を提供する。
リストでは、東京とバンコクから都市別で最多となる計9軒のレストランがランクイン。バンコクのレストランでは、首位のガガンに続き、ヌサラー(Nusara)が6位と昨年の順位を維持。ズーリング(Sühring)は11位、ポトン(Potong)は13位、ソーン(Sorn)は16位、ル・ドゥ(Le Du)が20位にそれぞれランクイン。
31位にはガガン・アット・ルイ・ヴィトン(Gaggan at Louis Vuitton)が初登場した。バーン・テパ(Baan Tepa)は44位、サムラップ・サムラップ・タイ(Samrub Samrub Thai)は47位。
東京からは計9軒のレストランがランクイン。昨年度のアジアのベストレストランで首位に輝いたセザン(Sézanne)が4位、ナリサワ(Narisawa)が12位、フロリレージュ(Florilège)が17位、傳(Den)が22位。また、30位のクローニー(Crony)は初のトップ50入り。鮨 さいとう(Sushi Saito)は33位でトップ50に返り咲いた。茶禅華(Sazenka)が34位、初のトップ50入りしたMaz(マス)が43位、明寂(Myoujyaku)が45位。
大阪と福岡からは各1軒ランク入りし、 大阪のラ・シーム(La Cime)は8位、福岡のゴウ(Goh)は36位。