タイ商務省によると、2月の輸出額は、前年同期比14%増の267億710万ドルに増加した。輸入額は同4%増の247億1890万ドル。貿易収支は19億8830万ドルの黒字。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、2025年1~2月の輸出額は、前年同期比13.8%増の519億8410万ドル。輸入額は同6%増の518億7600万ドル。貿易収支は1億800万ドルの黒字で、8カ月連続でプラスだった。
同省のピチャイ商務相は、「輸出はタイの重要な経済の原動力だ。政府は経済成長3%以上の目標を掲げており、輸出は最低3.5%成長を期待している。現在は13.8%増で、前向きな兆しがある。3月も投資の増加で拡大が続く見込みだ」と述べた。
同省によると、2月の輸出は農産物・農工業製品の伸びが後押し。前年同期比3.9%増加した。製品別では、ゴム35.7%増、小麦製品・加工食品27.7%増、砂糖25.8%増、缶詰・加工果物22.5%増、ペットフード14.4%増、生鮮・冷蔵・冷凍・加工鶏肉9.3%増。
一方で減少した製品は、米34.3%減、キャッサバ15.8%減、生鮮・冷蔵・冷凍・乾燥果物3.7%減、肉類・肉加工品6.7%減。
工業製品の輸出は同17.2%増加した。拡大した主要製品は、宝石・ジュエリー106.3%増、パソコン・機器・分品51.3%増、エアコン・部品32.8%増、電子回路基板24.8%増、機械・部品21.5%増、ゴム16.9%増、自動車・機器・部品4.5%増。
減少した製品は、半導体・トランジスタ・ダイオード46.1%減、鉄鋼・製品13.2%減、携帯電話・部品10.1%減。