タイ運輸省は、4月にトラン空港(南部トラン県ムアントラン郡)の新旅客ターミナルを開業すると表明した。将来的に国際線が就航する国際空港となり、同地域を訪問する観光客の増加を支える狙い。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、空港局(DOA)は2025年末までに、公共空港証明書の取得を完了させる。同空港の工事は昨年、請負業者が途中で工事を放棄していた。DOAは第2四半期までに新たな請負業者を選別し、4月に新旅客ターミナルを開業、年末までに全ての工事を終える予定。
データによると、2024年の同空港の航空便数は前年比17.5%増の3626便。乗客数は同18.7%増の55万9752人。
DOAは今後の観光客増加に対応するため、新旅客ターミナル建造と滑走路強化、駐機場の拡大を指示。対応能力は1時間当たり1200人(年間340万人)に倍増する見込み。
滑走路は2100メートルから2990メートルに拡張する。将来の国際便の運航を見据え、入国管理や税関、検疫チェックインポイントを追加する可能性もある。