農水省の7日付発表によると、タイ当局は、日本産ゆず・きんかん生果実の輸入を解禁した。同省とタイ検疫当局が日本産ゆず・きんかん生果実の輸出に関する検疫条件について合意した。
同省によると、タイはこれまで、ミカンバエなどの病害虫の発生を理由に、日本産ゆず・きんかん生果実の輸入を禁止していた。
同省は産地からの要望を踏まえ、ゆず・きんかん生果実の輸出に向け、タイ検疫当局と技術的協議を重ね、輸出に係る検疫条件に合意。今後、条件を満たす日本産ゆず・きんかん生果実の輸出が可能となる。
主な検疫条件は以下の通り。既にタイ向けに輸出しているうんしゅうみかんなどの生果実と同一条件となる。
(1)生産園地でのミカンバエの発生調査(3年以上)
(2)生産園地及び選果こん包施設の登録
(3)果実の表面殺菌
(4)タイ側検査官による査察