タイ貢献党の元報道官サクダ・ノッパシット氏(61歳)が10日早朝、東部チョンブリー県ムアンチョンブリー郡サメット地区にあるお粥店で銃撃を受けた。サクダ氏は病院に搬送されたが、危険な状態にあるという。複数の現地報道によると、犯人は逃走中。
カオソッドなどの報道によると、サメット警察署は午前5時30分に事件の通報を受けた。現場に到着した警察は、腹部を撃たれてレストランの駐車場に倒れているサクダ氏を発見。チョンブリー病院に緊急搬送した。銃弾はサクダ氏の背中を貫通したとの報道もある。
サクダ氏の娘で、同県の人民党国会議員であるヴァニンダ・ノッパシット氏は、父親への銃撃は政治的動機によるものではないだろうと述べた。
警察は現場近くの防犯カメラ映像を確認し、銃撃犯を追跡している。
サクダ氏は2018年から2021年まで、天然資源・環境大臣の秘書や、タイ貢献党報道官を務めた。